情報を整理して設計すれば見やすいホームページができる

あなたのホームページには、どんなページが必要ですか?
どんな情報をユーザーに伝えたいですか?
ホームページをつくると、できるだけ多くの情報を載せたくなりますよね。
やたら縦に長いページ。階層の深いページや必要以上のページ数。
でも、ユーザーにとっては、必要な情報を必要な量だけ載せているホームページの方が、情報が探しやすく利便性が高いです。
3時間を超える映画って見るの大変ですよね。2時間に編集された映画の方が見やすいですよね。
どうして情報過多なホームページがなぜいけないのか。
情報が探しにくいホームページだと、ユーザーは別のホームページへ移動してしまいます。これは大きな機会損失につながります。
ユーザーは必要な情報だけを見たいんですね。
なんでそんな情報過多なホームページが出来上がってしまうのか…
それはホームページ設計の時に、きちんと情報整理をして情報を精査していないからです。
掲載する情報を考えるのではなく、載せない情報を決めたほうがスマートなホームページになります。
この記事では、ぼくがホームページ制作会社で学んだ情報整理ををもとに、ページの設計についてお伝えしたいと思います。
一緒に、見やすいホームページを作っていきましょう!
中小企業のホームページのページ構成とは

ぼくは中小企業のホームページ制作を50サイト以上経験してきました。
まず、一般的な中小企業のホームページがどのようなページで構成されているか見ていきましょう。
- トップページ
- 企業紹介
- 事業内容
- 代表メッセージ
- サービス紹介
- オススメ商品の紹介
- アクセスマップ
- 採用情報
- お問い合わせ
- プライバシーポリシー

だいたい10ページ前後のホームページが多いです。
これくらいの規模だと、ホームページの制作費用は50万円くらいといったところでしょうか。
事業を始めたばかりとか個人事業主の方だと、ランディングページのような一枚のホームページで構成されていることもあります。
ポイントになるページだけ、補足して解説していきますね。
トップページの役割
トップページの役割は、各ページへの動線となるように概要を掲載することです。
たとえば「事業内容」のページを案内するブロックがあったり、「サービス紹介」のページを案内するブロックがあったりします。
わたしたちは、〇〇の事業を通じてお客さんの幸せをつくっていきます。
お客様の課題に向きあい、私たちにできる最大の価値提供を模索し形にしていきます。
事業内容はこちら
みたいなブロックを作っていきます。
企業情報に必要な項目

企業情報は表にして見せているホームページも多いですね。
- 企業名
- 代表者
- 所在地
- 住所(Google Map)
- TEL・FAX・MAIL
- ドメイン(URL)
- 組織図
- 資本金
- 関連企業
- 従業員数
箇条書きに近い感じですかね。文章で書く必要はあまりありません。
企業メッセージ

企業メッセージは、代表者の想いや企業の歴史を語る重要なコンテンツです。
- ビジョン
- ミッション
- ブランドメッセージ
- スローガン(企業目標)
- クレド(行動指針)
- 社会的役割(ブランドパーパス)
- ロゴの意味
このほかにも、企業のストーリーを伝えるコンテンツをつくるとユーザーに親近感を持ってもらえます。
企業沿革
- 設立日(開業日)
- 過去から現在までの歴史
沿革を掲載すると会社の歴史がわかるので、信頼性を伝えることができます。
企業のブランドストーリーを伝えよう
これらの情報を整理していくなかで、企業の歴史も整理することをオススメします。
企業やサービスが生まれた背景はどうでしたか?
今までの苦難の歴史や成功のストーリーはありませんでしたか?
ストーリーは人の心を動かしやすいコンテンツの表現方法です。ユーザーに語りかけることで、今まで商品を継続して購入してくれているファン、また新しいファンを作るきっかけになります。
サービスや製品に込められた想いやメッセージ、企業の社会的な役割や目的も一緒に考えていきましょう。
事業内容やサービス紹介に必要な項目
ユーザが一番見たいページは事業内容とサービス紹介のページです。
- 事業名(屋号)
- サービス内容
- 提供内容
- 料金
- 競合との比較
- 期間(納期)
- 取扱製品
- 性能
- メリット
- 提供価値
- 保証

主力商品はページを独立させて作ってもいいですね。
採用情報の構成に必要な項目
採用ページは給与や福利厚生などの基本的な情報の他に、働いている人や環境を構成するといいですね!
- 採用メッセージ
- 募集要項
- 求める人物像
- スタッフ紹介・スタッフインタビュー

働いているスタッフの声を掲載すると求職者は安心します。
お問い合わせのページの構成

お問い合わせフォームに設置する項目は以下の項目です。
- 名前
- 漢字
- ふりがな
- 性別
- 年齢
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- お問い合わせ内容
フォームの項目を多くしすぎると、ユーザーは入力の手間が増えて離脱してしまうので、日通用最低限の項目にしておきましょう。
コンバージョンとは?

Webサイトの成果となる目標・指標を設定することを、コンバージョンといいます。
代表的なコンバージョンは以下の項目です。
- お問い合わせ件数の増加
- ホームページ閲覧者数
- 商品の購入(ECサイト)
- 特定のページへのアクセス数
- 特定のボタンのクリック数
- SNSのフォロワー増加
これらの項目は、ホームページに設置するアクセス解析ツールを使ってデータとして集計していきます。
マーケティング視点でホームページの構成を考える
ホームページの競合分析や独自性についても考えていきましょう。
マーケティングのフレームワークを使って分析していきます。
- 誰に
- 何を
- どうして欲しい
Webサイトなのか、目的を明確にしていきましょう。
企業の持っている強みや弱点・競合にあたる企業はどこなのかを分析していきましょう。
目的にあったWebサイトの形式を考えておきましょう。
自社のサービス・製品を分析しよう
なぜあなたの製品は選ばれるのでしょうか。
顧客はさまざまなサービスを比較検討しています。競合他社の中から選ばれるサービスになるには、ほかのサービスにはない優位性や独自性・特徴が必要になります。
ベネフィットを伝えるホームページをめざしていきましょう。
ワードプレステーマ「JIN:R」を使うとホームページの設計は簡単

これだけの情報を、いい感じに設計するのって大変ですよね。
ワードプレステーマ「JIN:R」を使うと、ある程度設計された状態からホームページを作ることができます。
情報整理されたホームページはユーザの利便性が高い
情報整理がしっかりされていないWebサイトは、ユーザーの利便性を著しく下げてしまいます。
ホームページ制作を進めていくと伝えたいことが増えていき、結果的に何を伝えたいホームページなのか目的や目標を見失ってしまうことがよくあります。
- 関連した情報が探しやすい
- 簡単に目的のページに辿り着ける
- 閲覧しやすい構成・レイアウトになっている
こうしたこと意識して、情報整理を進めていきましょう。そうしてからWebサイトの構成を考えていくようにしてください。
なにか、参考になれば嬉しいです。